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プラスチック製品
材料選定の手引き
製品の樹脂化について
樹脂化のメリット
- プラスチックは金属に比べ軽量化が可能
- プラスチックは複雑な形状でも成形が可能
- プラスチックは後加工の削減が可能
- プラスチックは熱時における剛性が高い(熱硬化性樹脂の場合)
- プラスチックは熱時における寸法変化が少ない(熱硬化樹脂の場合)
樹脂選定のポイント
- 使用用途についてどのようなものに使われるのか
- 加工形状についてどのような構造にすれば目的に対して役立つか
- 使用される環境について(屋外・屋内・温度)どのような材料がてきしているか
- 要求される強度についてどれくらいの強度がある材料にすればよいか
- 要求される色調について(透明・着色等)どのような材料及び着色をすればよいか
- 要求される製造方法について(射出、押出、ブロー)どのような製作方法でつくるか
代表的な樹脂の特徴はこちらをご覧ください>>代表的な樹脂の特徴ページ
使用用途に応じたプラスチック成形材料の御提案をします。
- 材料使用用途に適したプラスチック成形材料のご提案→耐熱温度、難燃性、強度
- 使用用途に応じた最適プラスチック用金型構造の御提案→ゲート位置、スプール・ランナー形状
- 金型製作にあったてプラスチック技術資料の提供→金型構造、成形収縮率
- 量産までのチューニングのお手伝い→プラスチック材料・金型・プラスチック加工成形条件
- 成形品問題発生時のご提案→プラスチック成形不良時の対策及び解決策
- 製品使用上の資料提供→MSDS(製品安全データーシート)の提供
環境負荷化学物質調査(カドミウム含有の有無等)
プラスチック成形材料の着色
プラスチック成形材料の着色は、一部の特別な材料、あるいは特別な色を除いてご希望の色に着色することが可能です。
但し、プラスチック成形材料着色は全て専門メーカーの分野でありますので弊社も着色に関しては提携着色メーカー(後に記載)に依頼しております。
着色の方法
プラスチックに色を着けるには次の方法があります。
- 1.ドライカラー着色
- 指定した色に合わせた染顔料をプラスチックの原色に混ぜ合わせて成形します。成形終了時に希望色にて仕上がっています。
- 2.リキッドカラー着色
- ドライカラー着色と同様の用法ですが、ドライカラーは粉末状であるのに対しこちらは液状の染顔料です。ドライカラーは粉末飛散の心配がありますが、こちらはありません。
- 3.ペレ着色
- 1.2と同様の用法ですが1が粉末、2が液状に対してこれは固形です。
染顔料のみを凝固させて液状にしてあります。1.2がタンブラー(材料とカラーを混ぜる機械)内側に顔料が付着し、作業終了時に洗浄しなければなりませんが、これはその手間が省け、かつ染料飛散の心配がありません。
- 4.マスターカラードペレット着色
- 通称マスターバッチ着色と呼ばれています。
用法は3と同様ですが、3は染顔料のみを凝固して作ります
(MCP) がこれは材料の中に染顔料を濃縮(10倍~100倍)して生産し、その倍率に応じ(10倍であれば材料10:MCP1)3と同様の用法にて生産します。
- 5.ファクトリーカラー
- 1~4とは全く異なった着色方法ですが、一番多く利用されている着色方法で、前述の着色メーカーによって材料全体を希望色に着色する方法です。
色の安定性、作業性は最上ですが、価格は着色方法の中では
一番高く、納期については2~4週間と一番長くかかります。
プラスチック成形材料着色適正
|
色安定性 |
安全性 |
価格 |
納期 |
単価
(着色/kg) |
MIN/LOT |
材料○○ |
受注後納期 |
1 |
△ |
△ |
◎ |
◎ |
20~40 |
1u/t |
50kg |
7日間 |
2 |
△ |
○ |
○ |
○ |
30~50 |
1u/t |
50kg |
14日間 |
3 |
○ |
○ |
○ |
○ |
30~50 |
20kg |
500kg |
14日間 |
4 |
○ |
◎ |
○ |
○~△ |
20~100 |
25kg |
500kg |
20~30日間 |
5 |
◎ |
◎ |
△ |
△ |
50~200 |
25kg |
25kg |
20~40日間 |
プラスチック成形材料別着色方法
樹脂名 |
ドライカラー |
リキッドカラー |
ペレ |
MCP |
FC |
PS・AS・ABS |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
MMA |
× |
× |
× |
× |
◎ |
PP・PE |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
POM |
△ |
△ |
○ |
◎ |
◎ |
PC |
× |
× |
△ |
○ |
◎ |
PA |
× |
× |
△ |
◎ |
◎ |
その他エンプラ |
× |
× |
× |
× |
◎ |
プラスチックの着色の選定と納期
希望する、あるいは指定する元見本が必要です。
(DIC.№マンセル記号のみで色指定することは出来ません。)
元見本をお預かりした後、弊社指定着色メーカーによりサンプルプレートを提示し
お客様の承認をいただき、その上で色を決定し、その時に色番号を同時に決定します。
ご注文は材料名とその時決定した色番号により指示いただきます。その後の納期は前期適性の受注後納をご参照下さい。
弊社提携プラスチック材料着色メーカー
メーカー名 |
工場 |
相和産業(株)
ヘキサケミカル(株)
豊産業(株)
濤和化学(株)
(株)カワイ
ピーシー化成(株) |
神奈川県相模原市
千葉、大阪、タイ
埼玉県三郷市、マレーシア
埼玉県春日部市
東京都、茨城県
栃木県木蓮川市 |